笑う角には福きたる

通勤電車に乗って思うのは、しかめっ面をしている人が非常に多いということです。その多くは男性会社員のようです。

以前読んだ新聞記事によると日本の企業社会には未だにある風潮が残っているようです。それは深刻そうにしかめっ面をしているのが美徳というものです。実際会議の時ニコニコしていると「何ヘラヘラしているんだ!」とお怒りになる方がいらっしゃるようです。

どうやらしかめっ面は真剣な態度を表すという解釈があるそうです。しかめっ面というのはあらゆる問題を想定してその対策を考えている時の顔だそうです。いつ何か問題が起こってもすぐに対応しますという意味もありそうです。

つまりしかめっ面とは問題が発生しないようにするための「おまじない」なのでしょうか?だとしたら全く逆効果です。しかめっ面はかえって問題を引き寄せます。

笑う角には福きたるという諺があります。問題とは福の対極にあるものです。だとすればニコニコしている方が問題を遠ざけ、良いことばかり引き寄せるのではないでしょうか?この諺をひっくり返すとしかめっ面から福逃げるです。

中には「問題はいつ起こるかわからず、現に発生しているからしかめっ面になるんだ!」という方もいると思いますが、しかめっ面しているから問題が起こるのではないでしょうか?仕事を順調に進めたいと思うのならばむしろ会社でニコニコ笑っている方がずっと合理的なのです。

笑うことはストレスを軽減させますし、モチベーションが上がります。当然業績向上に繋がります。

未だ先の見えぬ不景気など、サラリーマンを取り巻く環境はどんどん厳しくなっています。しかしこれはしかめっ面を美徳とする集合意識が呼び寄せているのではと思うことがあります。

「冗談じゃない、イヤな事ばかりで笑えるか!しかめっ面になるのは当たり前だ!」と言う方もいらっしゃるかと思いますが、考え方は逆です。いい事が起こったら笑うのではなく、普段笑っている人にいい事が起こるのです。故に笑う角には福きたる、なのです。そしてしかめっ面からは福逃げる、ではないでしょうか。