厳しい人に優しく接してもらう方

これから厳しいという噂の人に会わなければならないとします。噂の真偽はともかく、できれば優しく接してもらえたらって思いますよね。そんな思いからこんなことを言っていませんか?

「厳しい方とお伺いしておりますが、どうかお手柔らかに・・・」

このように言うと実は優しい人だったとしても本当に厳しい接し方になってしまいます。なぜならば貴方がそう望んだからです。

「え?お手柔らかに・・・ってお願いしているじゃないの。」という声が聞こえてきそうですが、その前に「厳しい方」って言っていますね。それで相手は言われたとおり厳しい対応をするようになるのです。

これは心理学でレッテル効果と呼ばれるものです。人は誰かに何かを期待されると無意識にそれに沿うように行動してしまう特性があります。つまり「アナタハ キビシイ ヒト」というレッテルを貼り付けているわけです。

この人厳しそうだな、どうしよう、とビクビクして思い込みで心配しているとその通りになってしまうとも言えます。

このレッテル効果は逆も成り立ちます。例えば厳しそうな方と面会しなければならない時はハッタリでもいいから「優しそうな印象で安心しました。」って言ってしまうのです。
勿論枕詞のように「厳しい方とお伺いしておりましたが、優しそうな印象で・・・」って言ってしまってはダメですよ。冒頭の「厳しい方」がレッテルになってしまいます。

思い込みで恐れるより、レッテル効果を上手く使ってみましょう。